電力事情あれこれ2011/03/23 22:55

上海地下鉄駅構内広告
いつのまにか、原子力発電所事故と、さらに、放射能汚染?の報道が震災や津波の被災の報道より多くなっているような気がする。阪神淡路大震災の時より、地震が津波、原子力発電事故を引き起こし、何倍も大変なことに成ってしまった。ただし、放射線医療に係る仕事をしている知識から、放射能が検出されているという話だけは、過剰反応しているとしか思えない。今後はまだ分からないが、現時点で発表されている検出値であれば何も心配いらない。

しかし、今後はこれまでのように原子力発電所を作り続けることは難しいだろう。だが、不足する電力を他の方法で補うことは可能なのだろうか? もちろん、エネルギー消費を見直さなくてはならない上でのことだが。
先日仕事で出張した上海で中国の発展を目の当たりにしてきたが、今後の電力供給の中心に成るのはやはり、原子力発電のようである。心配である。TV等で繰り返し説明されているが、発電に使用している循環水を冷やす為に大量の冷却水が必要で、日本の場合は海水を使用するために海岸に建設するしかない。
中国には巨大河川があるので、必ずしも海岸である必要はないそうだが。

写真は上海地下鉄の駅構内広告で、日本と電力の使用は全く同じという意味なのだが、撮影したときはもちろん震災前で、この美的?感覚はちょっと何かちがう!と思って撮影したものです。