マニア・マニエラ22014/01/26 17:43


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昨年はなにかにや忙しく気がつくと1年が過ぎてしまった。
年末、橿渕さんの訃報に
まだ心を落ち着かせることができないでいます。
(橿渕さん:ムーライダーズドラマー)
私のかしぶちさん度は結構高く
ムーンラダーズ1/6以上のものがあります。
最近ではなぜか「気球と通信」(作詞作曲橿渕哲郎)
をよく口ずさんでました。

アップテンポの始めの3曲
1「Kのトランク」
2「花咲く乙女よ穴を掘れ」
3「檸檬の季節」
1,3の作詞が佐藤奈々子が素晴らしい。
2の作詞は糸井重里。

の後の4曲目
「Kのトランク」からもう別世界だが
次のこの「気球と通信」から
さらに異次元に引き込まれました。
5曲目はもっと実験的な白井良明の「バースデイ」。
LPだとここでA面終了。(LPは持ってない)

6は
お経ではじまる「工場と微笑」。
このお経が発売延期の原因とは当時どこかで聴いた話。
鈴木博文作詞作曲

7「ばらと廃物」は作詞鈴木博文、作曲は岡田徹
8が名曲「滑車と振り子」これも作詞作曲鈴木博文。
鈴木博文:通称フーちゃんの作詞が3曲。

9「温和な労働者と便利な発電所」
はまた実験的な曲。
曲のタイトルをみても、工場とか廃物とか労働者、発電所
とか普通使わない。

裏ジャケットはモップを持って写っている。
マルクス主義がロシアンアバンギャルドがテーマかのような
ロックミュージック。それも当時最新のテクノロジー駆使して
少なくともサウンドは全くノスタルジーを感じさせない。

薔薇のジャケットのCDは再発時には変わってしまって
入手不能と思っていたが、
よく見たら、コンプリートボックス1982-1992には
薔薇のジャケットで入ってました。

ラスト10がムーライダーズ定番ともなる、
「スカーレットの誓い」
作詞作曲橿渕哲郎。
歌詞の抜粋
次のリボリューション
誓いはスカーレット
さまよう愛はレベンダー
・・・・
百億の謎を解いて
青春のエンブレム
・・・・
薔薇がなっくちゃ生きていけない
・・・・

誰もこんな詩を書くことはできない。
橿渕さんのご冥福をお祈りして
合掌。
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